もののがたり / オニグンソウ　1巻　【あらすじ・感想 / 考察】

『もののがたり』1巻の見どころ！

　物語が幕を開ける1巻の見どころを紹介していきます！

　『もののがたり』1巻の見どころは、ずばりこれ！

個性あふれる登場人物と「付喪神」
ぼたんを怒らせてしまった兵馬は無事に『婚礼調度』たちに認められることが出来るのか？
迫力ありな美麗戦闘シーン！

『もののがたり』1巻の見どころ！

もののがたり概要
『もののがたり』1巻　あらすじ・感想
『もののがたり』1巻　考察(ネタバレ微含む)
1. 『もののがたり』1巻の伏線・考察ポイント
2. 『もののがたり』1巻の考察
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もののがたり概要

長い歳月を経た万物に、人ならざるもの達が神錆び「付喪神」となる。
現世に迷い出でてしまった「付喪神」を常世に還すことを生業とするのが塞眼(さえのめ)である。

御三家の一つである岐家(くなとけ)次期当主の兵馬(ひょうま)は、幼い頃に大切な家族である兄と姉を殺され付喪神への憎しみに飲み込まれていた。

そんな中で、兵馬は、付喪神である『婚礼調度』七人と一緒に暮らす長月ぼたん(ながつき　ぼたん)と出会う。

付喪神を憎み恨む者と、付喪神と仲睦まじく暮らす者、相反する現状に身を置く二人が出会うことで、それぞれの抱える悩みや問題が次第に解けていく。

これは、深い絆と恋のものがたりーー。

『もののがたり』1巻　あらすじ・感想

ウルトラジャンプ連載『もののがたり』著：オニグンソウ

『もののがたり』1巻　あらすじ

　現世に迷い出でてしまった「付喪神」を、元居た常世(とこよ)へと還すことを生業とする塞眼(さえのめ)。その御三家の一つである岐家(くなとけ)現当主はある憂いを抱えていた。
　孫であり、岐家次期当主となる兵馬(ひょうま)は、「付喪神」への憎しみに捕らわれてしまっていたからだ。

　そんな兵馬の思想を改善するべく何度も対話を重ねていたが、ついに現当主は「荒療治」に踏み入ることを決意し、ある者へと電話をする。

　それは、「付喪神」と共に暮らす長月家へと、お目付け役として赴き、しばらくの間一緒に暮らせというものだった。

　その一本の電話によって、兵馬は、特例として現世に居ることを許された『婚礼調度(こんれいちょうど)』の「付喪神」七人と暮らす長月家当主・長月ぼたん(ながつき　ぼたん)と邂逅することになる。

　自身が憎む「付喪神」と暮らすぼたんを憂い『婚礼調度』たちが危険であると警告する兵馬だったが、家族を侮辱され、ぼたんは激怒。
　長月家に居座るには、”三日間で『婚礼調度』たちに認められること”を条件とされてしまう。

　兵馬は無事に『婚礼調度』たちから認められ、ぼたんにお目付け役として共に暮らす許可を出してもらうことができるのか？

『もののがたり』1巻の感想

　主人公である兵馬の生い立ちや「付喪神」へのスタンスが、冒頭の現当主と兵馬との「付喪神」との関わり方の違いや、その後の2人の会話で提示されます。
　烈火の様な兵馬の怒りと憎しみは、幼い頃に目の前で大切な兄と姉を「付喪神」によって殺されてしまったことがトラウマになっているようですね。

　塞眼の職務を全うすることはできているようですが、兵馬のスタンスは”危ういもの”であり、それを危惧した現当主は”荒療治”として、特例で現世に居つく「付喪神」である『婚礼調度』と暮らすぼたんの家へと兵馬を送り出します。

　方や「付喪神」を恨み、方や「付喪神」を家族の様に愛している2人の邂逅は、ハラハラする展開もありながら、読者に対しても”2人の生き方”について考えさせるようにしているような気さえします。どちらの気持ちもなんとなく分かるし、境遇を知ってしまっては、そう至った行動を咎めることなどできないですよね。

　ぼたんを怒らせてしまって、『婚礼調度』に認められるように兵馬が奮闘するパートは、お決まりの展開でありながらも、この過程は要るよね、要る要る！と兵馬を気の毒に思いながらも、応援できます。

　オニグンソウさんの画力が本当に高くて、この絵のタッチが個人的には非常に好きなので、今後の展開も楽しみです！

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『もののがたり』1巻　考察(ネタバレ微含む)

　ここからは少しだけ内容ネタバレが含まれます。
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『もののがたり』1巻の伏線・考察ポイント

　『もののがたり』1巻に出てきた伏線・考察ポイントはこちら！

兵馬の兄と姉を殺した「付喪神」の正体
ぼたんと『婚礼調度』の特例的な関係性
羽織が憂いているぼたんの問題とは

『もののがたり』1巻の考察

　ここからは『もののがたり』1巻の内容から、今後を考察・予想していきたいと思います！

兵馬の兄と姉を殺した「付喪神」の正体

　まずは、兵馬の兄と姉を殺した「付喪神」の正体ですが、これはこの作品におけるラスボスの様な存在になると考えられるので、これからの物語の中で少しずつその正体が明らかになっていくのでしょう。
　回想シーンの描写かでは、地面から（影から？）鋭利ななにかを生み出して、二人を串刺しにしているので、刃を持った道具の付喪神なのでしょうか？縦縞の模様も見えるので袴や傘の可能性も？