今回は、漫画『葬送のフリーレン』に登場する、「女神様の魔法」について単行本12巻と最新118話までに判明したことをまとめつつ、考察をしていきます!
ネタバレ多く含みますので、特にアニメ勢の方、ネタバレが苦手な方はブラウザバックをお願いします!
では、いきましょー!
「女神様の魔法」とは?
「女神様の魔法」とは?
「女神様の魔法」は、教会の司祭や冒険者の僧侶が扱う回復・補助魔法(攻撃魔法も存在します)になります。
詳しくは、後に解説しますが、「傷の回復」や呪いなどの「状態異常の解除」など、RPGゲームの僧侶のスキルを連想してもらえたら良いかなと思います。
天地創造の女神が遺した聖典で伝わる魔法
これを扱うには、女神様が遺した『聖典』が必要になり、聖典を通じて女神様は「女神様の魔法」や戒律、教えなどを後世に伝えました。
『聖典』はおよそ1500年前に授けられたとされています。
聖典は長大な暗号文にもなっていて未だに解読が続けられている
聖典は僧侶などに戒律を教えたり、神話の物語を伝承する為のものですが、実はその長大な文章は「女神様の魔法」を隠し伝える暗号文になっています。
なので、「女神様の魔法」は『聖典』を授かり、暗号文を解読した前世の賢者達の研究によって、扱える魔法が増えていったものであり、これからも研究が進むことで新たな魔法を授かることができる仕組みになっているのです。
ちなみに、人類は、ヒンメル一行が旅をしていた頃でも「約3%」ほどしか、暗号文を解読することができていなかったようです。
フリーレン一行の旅は、それから80年近くが経過しているので、ハイターは扱えなかった「女神様の魔法」がもしかしたら生まれているかもしれませんね。
僧侶が使う「女神様の魔法」には才覚と聖典が必要
「女神様の魔法」は、女神様が書き遺したとされる『聖典』の所持者のみが扱うことができるようになっていますが、扱えるか否かと扱える魔法のスペックは個々人の「才覚」に左右されるようになっています。
フリーレンも聖典を持っている
実は、フリーレンも『聖典』の所持者で、簡単な「病気や毒の判別」についてはできるようです。
フリーレンは献身的な信徒とはとても言い難いので、魔法の才覚で扱うことができているのか、自覚がないだけで女神様を潜在的には信じているのかは今は未だ不明です。
「女神様の魔法」は「魔族の魔法」と同じ?
「女神様の魔法」は、聖典によってある程度普及している様にも見えます。ですが、実はその魔法術式や原理などは未解明の魔法です。なのでフリーレン曰く「面白みがない」魔法なのだそう。
これは、人類からすれば「魔族の扱う魔法」と同じ認識になり、人類には解明が困難で、応用が難しいことを示しています。
葬送のフリーレンの世界では、人間やエルフなど「人類が扱う魔法」と、「魔族が扱う魔法」は原理や魔法術式が異なるモノとして描かれており、「女神様の魔法」もまた原理や魔法術式が異なるモノとして描かれています。
これが、女神様と魔族との関連性を示唆しているのかは分かりませんが、現在の人類の認識において「魔族の魔法」と「女神様の魔法」とは、原理や魔法術式が人類の魔法と異なるモノと言う点で一致しているのです。
「女神様の魔法」は「才覚」と「信仰心」に依存する?
これまでに、「女神様の魔法」は、僧侶ハイターや僧侶ザイン、教会の司祭やフリーレン、1級術師のメトーデなど、少なくはない人が扱っています。
しかし、扱える魔法の種類や、同じ魔法でも回復力や適応範囲、即効性などの魔法の精度には、明確に違いを付けて描写されています。
魔法の種類と精度は「才覚」と「信仰心」によって上昇する?
まず、そもそもとして、「女神様の魔法」は聖典を持っていても「才覚」がなければ扱うことができません。
また、フリーレンが簡単な解除魔法しか扱えないのに対して、同じ魔法使いでもメトーデは回復魔法も少し使えますし、僧侶や司祭ともなればより高度な魔法を扱うことができます。
この、扱える魔法の種類というのは、おそらく「才覚」が大きく起因するものなのかなと思っています。
魔法の精度は「信仰心」が関わり「才覚」も関係する?
「女神様の魔法」の種類を多く扱うのには「才覚」が大切だとして、魔法の精度に関しては女神様への「信仰心」が深く関わっていそうな描写があります。
七崩賢が驚くハイターの敬虔さ
116話でグラオザームは、『奇跡』に抗うことができたハイターを見て、グラオザームの魔法を防ぐほどの『女神様の加護』を持つハイターを「余程敬虔な僧侶」と驚き称えます。
『女神様の加護』は、僧侶であれば扱える者も多いようですが、グラオザームの『奇跡』に抗えたのは数多の僧侶の中でハイター唯一人であったり、明らかに僧侶としての質や格、女神様の魔法の精度に差があります。
兄弟でも隔絶した才覚
また、解呪の精度に関しては、シュタルクが致死性の毒をもつ蛇に噛まれてしまった際に、聖印を持つ回復のエキスパートが「不治」と断じた毒を、ザインは一瞬で解除することができたりもしていました。
司祭はザインの兄で、聖都に居た頃のハイターが認めた司祭(回復のエキスパート)です。
実の兄弟でも、解呪の精度に大きな差があることを司祭本人もフリーレンも感じています。二人の信仰心には大きな隔たりはなさそうに見えるので、ザインは才覚の差で兄の司祭よりも魔法の精度を上げている様に見て取れました。
つまり、魔法の精度に関しては、「信仰心」と「才覚」が左右するものということになりそうです。
これまでに登場した「女神様の魔法」まとめ
ここでは、これまでに登場した「女神様の魔法」について、まとめていきたいと思います。
また、「女神様の魔法」は『聖典』の暗号を解読することによって、扱えうことができるようになっているので、魔法名の横に判明している限りで聖典の何章に記載されているのかもまとめていきます。
女神様の加護
「女神様の加護」は、才覚ある者が女神様の寵愛を受けることで、呪いに耐性を持つことができるものです。
これには、才覚や資質が大きく関わるようで、フリーレンは「女神様の加護」を持っていません。
登場キャラの中で、「女神様の加護」持ちであることが確定しているのは、僧侶ザインと僧侶ハイターとなっています。
中でも敬虔な信徒であるハイターの「女神様の加護」は強力で、人類は勿論、魔族にすら抵抗できない七崩賢・奇跡のグラオザームの呪いすら抵抗することができます。
病気や毒の判別をする魔法
恐らく、聖典を持つことで多くの人が扱える魔法です。
フリーレンは才覚が無いと自分で言っていますよね。そんなフリーレンであっても、簡単な病気や毒の判別であればできるようです。
ですが、複雑なものになると判別することができないとのことで、よく教会を利用していますね。
シュタルクが毒蛇から受けた毒に関しても、フリーレンは時間をかけて判別を試みましたが判別ができずにいました。その毒を、ザインは一瞬で判別し、更に解毒までしてみせたので「病気や毒の判別」ひとつをとっても才覚の差が大きく現れています。
傷を癒す魔法
ファンタジーの僧侶のイメージ通りに、傷を癒す魔法も扱うことができます。
ただ、どの程度の怪我までが回復できるのか詳しくは描かれていませんし、死者を蘇生する魔法は存在せず、致命的な怪我を負った人を全回復する様な”魔法の様な力”は持っていないようです。
メトーデは回復魔法を扱うことができます。神技のレヴォルテ戦後にシュタルクとゲナウの回復を行い、二人の命を救いました。しかし、回復後はゆっくりと静養する描写があるので、傷の再生もありつつも、「傷を癒す魔法」は主に「応急処置」や「延命措置」の様な機能になっているのかなと考えています。
毒を解除する魔法
判別した毒を解除する魔法も、「女神様の魔法」の一つです。
その僧侶の資質に依り、解除できる毒の種類であったり、解除までに要する時間、そして儀式を必要とするかどうかに差が出てくるようです。
才覚や資質が低ければ、簡単な毒しか解除できず、解除に時間がかかり、儀式といった道具や環境を必要とします。
こう理解していると、改めてシュタルクの毒を解除した際の、ザインがとびぬけた才覚を持っていたことが分かりますね。
女神の三槍:断罪の大火の章
女神の三槍は、「女神様の魔法」の中でも珍しい攻撃魔法になっています。
光り輝く、十字架を3対生み出し、対象に向けて放つ魔法です。ザインが混沌花の亜種と戦った際に使用していた、比較的新しく発見された魔法の一つです。
目覚めの解呪:天地の楽園の章
魔族や魔物が使う「人を眠らせる呪い」を解呪することができる魔法です。
魔法使いも毒などであれば解析して解除したり、薬草を用いて治すこともできるようですが、『呪い』には対抗策を持ちません。人類の魔法では解析・対策・解除が不可能な状態異常を「呪い」と呼称するのはそのためです。
なので、混沌花の「眠らせる魔法」は呪いに該当するものだったので、フリーレンには手立てがなく、ザインが同行していなければかなりまずい状況だったと言えます。
フィアラトール:時巡りの鳥の章
女神様の遺した10の石碑に込められていた魔法は、ある石碑に魔力で干渉し、後に同じ石碑に魔力で干渉した者を、最初の干渉の時点まで時間遡行させるという世界の法則を捻じ曲げるものでした。
フィアラトールは、その時間遡行から元の時間へと帰還する為の魔法で、石碑に触れながらフィアラトールを唱えることで元の時間へと戻ります。
時間遡行した際には、元の時空間の記憶や経験が残り、フィアラトールで帰還した際にも時間遡行した際の記憶や経験が残っているようで、まさに世界の法則を超越した「女神様の魔法」と言えます。
対象を拘束する魔法
ハイターがグラオザーム戦で見せた、対象を拘束する魔法です。
召還陣のような円環に描かれた紋章が浮かび上がり、そこから白い絹の様なものを生み出して、対象を拘束する魔法です。
拘束魔法で生じた一瞬の隙をヒンメルがついていましたが、攻撃した瞬間には拘束魔法が砕かれた様な描写があるので、そこまで強い拘束能力は有していないようです。
とはいえ、相手が七崩賢だったことを考えると、他の魔族や魔物に対しては大きな効果を発揮する可能性もあるかもしれません。
無酸素・無補給で活動できる魔法
七崩賢・不死なるベーゼとの戦いで、ヒンメル一行が最強の結界に閉じ込められてしまった時に、ハイターがパーティー全員に施した補助魔法です。
結界は物質さえも遮ることができるものもあるので、抜け出すことができないだけでなく、結界内の空気さえも外と断絶されていることもあります。
ベーゼの結界はフリーレンですら解析が不可能と言わしめる最強の結界なので、出入りは勿論、空間そのものが結界の内と外で断絶されていたと考えられます。
なので、フリーレンの解析に時間がかかれば、体力は勿論、空腹や酸欠になって死んでしまう可能性がでてきます。そこで、ハイターは空間内の酸素が無くなっても、空腹で栄養失調が起きる状況になっても大丈夫なように「無酸素・無補給で活動できる魔法」を施しました。
そんな、危機的な状況をいとも簡単に打開してしまう「女神様の魔法」とハイターの資質には引くほどの凄さがありますね。
盾を作る魔法
盾や結界を生み出す防御魔法も扱うことが出来るようです。
防御魔法については、あまり扱っている描写がない為、魔法使いの扱う防御魔法と同じなのか別なのかは現在の情報では断定できません。
ただ、ハイターが防御魔法を使っている際には必ず、聖典を開いている状態が描写されていたので、恐らく「女神様の魔法」であると思われます。
「女神様の魔法」であるなら、恐らくはミステイルジーラの様に、原理は分からないけれど、魔法や攻撃から対象を保護するものかなと思います。物理・魔法両方の防御に備えた魔法だと考えられそうですね。
『葬送のフリーレン』全巻コンプリートは楽天ブックスで!
アニメからファンになった人も、原作勢も「葬送のフリーレン」がより読みたくなったのではないでしょうか!?
古本で全巻そろえるのも上手な買い物だと思いますが、自宅でワンクリックで全巻購入してしまうのも上手なお買い物です。
葬送のフリーレンは、物語の良さは言うまでもなく、絵も綺麗なのでぜひ汚れのない単行本を手に取って欲しいなと思っています!
なんと、美麗イラストを集めた画集も発売中!アベツカサ先生の美麗イラストをまとめた画集も発売中! もちろん、僕は購入済みです!! |
|
女神様の魔法の謎
女神様の魔法には多くの謎があります。
- 聖典と資質が必要な理由
- 魔法の精度に資質や信仰心が関わるのはなぜか
- 聖典の暗号を解いた先にあるもの
- 10の石碑の存在理由
- 魔族とエルフ族は不老不死の魔法の失敗作?
これらについて、簡単に考察を巡らせたいと思います。
聖典と資質が必要な理由
「女神様の魔法」を行使するには聖典と資質、もっと言えば、暗号の解析が必須となります。
なぜ、女神様はこのような面倒なことをするのでしょうか?
簡単に思いつくのは、資質を持つもののふるい分けですよね。暗号の解析は資質ある者にしかできないでしょうし、解明された魔法も全ての人が使える様にはできていません。
聖典には戒律や神話の伝承が記されており、その普及も勿論目的の一つにはあるのだと思います。が、長大な暗号文であることを考えると、先の目的は大きな目的を覆い隠す為のものにも思えてきますね。
魔法の精度に資質や信仰心が関わるのはなぜか
少し前の考察と重なりますが、魔法の精度にも資質や信仰心が関わってくることにも謎があります。
魔法使いの魔法の精度は、「魔力」と言う目視も可能なステータスによって変化します。魔力が高ければより魔法は強くなり、魔力は鍛錬した月日によって確かに上昇します。
僧侶にも魔力はあり、ハイターの魔力は魔力制限をしていたフリーレンの5倍程とのことだったので、魔力の高さも関連しそうですが、描写されるのはグラオザーム戦のハイターの「女神の加護」や、シュタルクの毒を解除したザインの様に、「信仰心」や「才覚」です。
信仰心というのも、才覚というのも目に見えるものではありませんし、「魔力」の様に鍛錬によって伸ばしていくものでもありません。
「女神様の魔法」には、そんな不確かなものを試し、不確かなものを持つ者を選別しようとする女神様の意志の様なものを感じなくもありませんね。
聖典の暗号を解いた先にあるもの
未だ人類が3%程しか解明できていない、聖典の暗号の先に何があるのかも謎に包まれていますよね。
たった3%であっても、「人類の魔法」では成しえない奇跡の様な現象をおこすものが多いのに、今後も解明が進んだ時に得ることが出来る魔法は、果たして人類程度が扱え切れるものなのでしょうか?
10の石碑の存在理由
また各地にあるとされる、女神様の魔法を刻んだ10の石碑の存在も大きな謎です。
フリーレンが解析しようとした石碑では、『不可逆性の原理』という世界の理を捻じ曲げるまさに御業とえるものでした。
これと同じような、世界の理を捻じ曲げる魔法が残りの9つにも施されているのだとしたら、いったい女神様はどんな理由でこれらの石碑を遺したのでしょうか。
人類の魔法では、死者蘇生や不老不死は実現不可能と言われていますが、世界の理を超えることが出来るのであれば、あるいは?
魔族とエルフ族は不老不死の魔法の失敗作?
もし、女神様の魔法が世界の理すらも超越するのだとしたら、賢者エーヴィヒが目指した(とされていた)不老不死や死者蘇生も不可能ではないのかもしれませんし、女神様の御業をもってしてもできないものなのかもしれません。
絵空事の様な、考察ですが、もしかしたら「魔族」や「エルフ族」の様な長命種は女神様の「不老不死の魔法の」実験によって生み出された存在なのかなとも考え始めています。
実験段階の「不老不死の魔法」を魔物に施した失敗作が「魔族」で、人類に施した失敗作が「エルフ族」といった可能性も、時巡りの章に関連する石碑の魔法の存在を考えると、0%では無いのかなと思う次第であります。
女神様の魔法が解明されるのが楽しみですね!
という感じで、今回は主に僧侶が使う「女神様の魔法」について原作118話までに判明した情報をまとめて、少し考察もしてみました。
「女神様の魔法」はフリーレン達の世界でも未だに未解明なことが多いものなので、読者に与えられた情報も多くはありません。
ですが、それ故に神秘的であり、謎が多く不気味なことであもあるので、これから物語が進んで、女神様の魔法や女神様の謎が明らかにされるのが本当に楽しみです。
今後も、こんな感じで個人的に気になった情報のまとめ記事なども更新していくので、良ければお付き合いください。
では、またね!
※『葬送のフリーレン』が無料で読める!
U-NEXTでは無料トライアル登録をするだけで600円分のポイントを獲得でき、今回紹介している『葬送のフリーレン』をなんと無料で読むことができます!
30日以内に解約すれば料金は一切かからない上に、U-NEXTで配信しているアニメも見放題なので、気軽に体験して無料で漫画を読んじゃいましょう。
お買い物はお得に。楽天ユーザー、Amazonユーザーはお買い物の際のポイントをもっとお得にすることができる可能性があります!
【お得情報】楽天生活圏なら楽天グループを利用するほどポイントアップ!
楽天は様々なサービスを展開していて、そうしたグループのサービスを利用するほどにポイントがアップする仕組みを取っています。
実際に僕は、「楽天カード・楽天銀行・楽天市場・ブックス・KOBO・証券・アプリ」を利用するガチガチの楽天ユーザーなので、普段のお買い物ポイントが約4.5倍になっています。
ポイントも最大限に利用して、お買い物を楽しみましょう!
Amazonユーザーはこちら
【お得情報】買い物にギフト券を購入して利用すると1回の買い物が2倍お得に!
あまり知られていないのですが、AmazonではAmazonのお買い物で利用できるギフト券を購入することでいつものお買い物がお得になるんですね。
仕組みは簡単で、ギフト券の購入の際にポイント最大2.5%がもらえるからです。
そして、ギフト券を使用してお買い物をすることで、更にお買い物毎にポイントがつくので、ギフト券の購入でもらえたポイントに上乗せして、買い物ポイントが入るので凄くお得です。
ギフト券購入の一手間を頑張るだけで、楽しいお買い物がよりお得になるんですね!
コメント