フリーレン世界に登場する種族まとめ【葬送のフリーレンまとめ・考察】

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 今回は『葬送のフリーレン』に登場する多くの種族についてまとめつつ、それぞれの種族に関する考察をしていきます!

 重大なネタバレはないようにしていますが、軽微なネタバレは含まれていますので、気になってしまう方はブラウザバックをお願いします。

 では、さっそくいってみましょう!

フリーレン世界に登場する種族まとめ

 葬送のフリーレンの世界では、数多くの個性的な種族が存在しています。

 言わずもがな、主人公であるフリーレンは「エルフ族」であり、フェルンとシュタルクは「人間」ですね。また、シュタルクの師でありヒンメル一行の戦士アイゼンは「ドワーフ族」です。

 このように、色んな種族が混ざり合うことで豊かな世界観を作り出している作品と言えます。

大きく3種族に大別される

 色んな種族を紹介するのに、必要な情報がありまして、それが数多くの種族は大きく3つに大別されるということです。

 その、3大別が『人類』、『魔族』、『女神族』になります。

人類

 人類とは、人間や所謂亜人を含めた総称のことで、「人間」をはじめ、後述する「エルフ族」や「ドワーフ族」などが人類と認識されています。

魔族

 魔族とは「人語を操る魔獣」と定義されており、人類と魔族は基本的に敵対する関係となっています。

 人語を操ることで、会話が成り立つかのように勘違いしてしまいがちですが、人類の捕食者である魔族が人語を扱う理由というのは単純で明快。人語を操ることで、人類を捕食しやすくなるからです。

 なので、魔族は会話での和平などは考えませんし、言葉での相互理解などできるはずもない。というのが、これまでに明かされたフリーレン世界における魔族なんですね。

女神族

 太古の時代に存在したとされる「女神様」は、人類にも魔族にも分類されず、確立された個として扱われることが多いので、複数人いるのかも定かではありませんが、ここでは「女神族」と分類させてもらいます。

 女神様は、僧侶が扱う女神の魔法が記された「聖典」を遺したとされており、献身的な信者には「女神の寵愛」を与えることもあります。

 「女神様の魔法」は「人類の魔法」とも「魔族の魔法」とも体系が異なるものになっています。

 女神様の魔法については、こちらの記事でまとめているので、気になる方はぜひこちらの記事も目を通して見てくださいね!

人類

 人類は「人間」を始め「エルフ族」、「ドワーフ族」などが作中では登場しています。

 それぞれの種族の主要な人物と彼らの活躍を簡単にまとめてみましょう。

人間

●ヒンメル
 魔王討伐を果たしたパーティーの勇者。フリーレンを旅に誘った張本人であり、旅路の中でも死後でさえも、フリーレンの成長に大きなきっかけを与え続ける。

●ハイター
 勇者ヒンメル一行の僧侶で、強い女神の寵愛を受ける献身的な信徒であり、魔王討伐後には聖都の司教となっている。戦災孤児であったフェルンを拾い育てた。

●フランメ
 フリーレンの魔法の師であり、人類最高の大魔法使いとされる女性。魔族を倒す悲願達成の為に尽力した人生だったが、その実は平和と花畑を愛する”女の子”だった。

●フェルン
 戦災孤児となり命を投げ出そうとした際にハイターに命を拾われた少女。魔法の才能は育ての親のハイターや師のフリーレン、最後の大魔法使いとされるゼーリエでさえも認める天才かつ秀才。

●シュタルク
 ある戦士の村が魔族に滅ぼされた時に逃げ出した子どもで、後にアイゼンに拾われ戦士としての弟子になる。勇者一行の戦士アイゼンをして「あいつはオレを超える、とんでもない戦士になる」と言わしめるポテンシャルの持ち主。

●ザイン
 フリーレン達が訪れた村にいた僧侶で、生臭坊主ハイターを超える破戒僧。しかし、僧侶としての実力は並外れたものがあり、地方で最も優れた司教に与えられる「聖印」を授かったザインの兄でも回復不可能な毒を一瞬にして完治させてしまった。幼馴染である戦士ゴリラを探している。

●一級魔法使い

 大魔法使いゼーリエが創設した魔法協会に属する最高クラスの魔法使い達は「一級魔法使い」と呼ばれており、彼らのほとんどは人間の魔法使いである。

人間に与えられたジョブシステムがある?

 作中では「勇者」や「僧侶(モンクを含む)」、「魔法使い」、「戦士」などの肩書が登場します。

 魔法使いは、魔力を操作した戦闘に長けていて、人類の魔法体系によって多くの種類の魔法が普及していることで、臨機応変な戦闘ができるのは魔族の魔法使いと異なる点です。

 僧侶は、女神様の聖典を持つことで、回復や補助魔法など女神様の魔法を扱ったりできますし、敬虔な信徒であるほどに女神の寵愛は強くなるようです。

 戦士は、強靭な体躯を持ち、歴戦の猛者であれば等速落下の範疇であればどんな高さから落下しても平気だったり、致命傷と思えるような傷を負っても倒れず戦い、その傷もすぐに治るようです。

 こうした、力というのは恐らく作中の人間の中でも異質な物であり、この肩書持った者には、そのジョブに対応した恩恵が与えられている様な節があります。

 勇者は魔王討伐を指揮する者ということなのだろうと思いますが、高速戦闘や仲間を集めるカリスマ性などに補正がかかっているような気もします。

エルフ族

●フリーレン
 本作の主人公であり勇者ヒンメル一行の魔法使いとして、魔王討伐を果たす。その後は魔法研究の旅に出たが、ヒンメルの死後「人間を知る旅」に出る。大魔法使いフランメの愛弟子であり、フェルンの魔法の師となっている。

●クラフト
 フリーレンが雪山で遭難した際に出会ったエルフの男で、敬虔な女神様の信者でモンク(武闘僧)であると自己紹介した。もう忘れ去られた勇者の像の片割れに面影がある。

●ゼーリエ
 魔法協会を創設し、生ける魔導書、最古の大魔法使いなど多くの姿と逸話を持つエルフの魔法使い。大魔法使いフランメの師匠であり、フランメ没後も気まぐれに人間の弟子を取って育てていた。

●ミリアルデ
 時間を持て余したエルフで、どうでもいいような嘘をついたりする。ボースハフト(皇帝酒)に関する碑文を古エルフ語で遺した。その過去には、何かを追い求め手に入れられなかったことがあるような言葉も残している。

エルフ族の衰退の理由は?

 エルフ族は作中ではほとんど残っていないとされていて、フリーレンやクラフト、ゼーリエなど少ない人物しか登場していません。

 エルフは長命種であり、繁殖に関してはほとんど興味が無いということで、ゆったりと衰退していく種族だとフリーレンが言っています。

 また、魔王の命によって主要なエルフ族の集落は滅ぼされてしまったので、そうした外的な要因もあって衰退が加速したようです。

 魔王がエルフ族を執拗に狙った理由は明らかではありませんが、長命で魔法の研鑚を積むエルフ族は脅威になると判断したからなのでしょうか?

ドワーフ族

●アイゼン
 勇者ヒンメル一行の戦士。今なお最強の戦士と呼ばれ、弟子にはシュタルクがいる。無骨そうにみえて、ハイターの生前にはマメに文通をしたり、誰かの誕生日には欠かさず大きなハンバーグを振る舞うなどのマメさも見られる。

●フォル爺
 フリーレンの昔話ができる貴重な友人の一人で、ある村を魔族から守り続ける歴戦の戦士。相手の虚を誘い出し、絡めとるような戦術にはシュタルクですら反応もできないほど。

●ファス
 ボースハフト(皇帝酒)を追い求めるドワーフの男。時間も手間も金も全てを注ぎ込んで、最上の名酒と呼ばれるその酒を追い続けた。

ドワーフ族の頑強さの正体は?

 ドワーフ族は身長が低いものの、強靭な身体を持っている者が多いです。アイゼンやフォル爺など戦士としての適性がありそうです。

 ファスのように肉体労働に向かない個体もいるようですが、それでも炭鉱で長年働き続けているので生命力は高そう。

 人類よりも長命で、エルフ族よりは短命という描かれ方をしているのも特徴的です。


魔族

 人類の捕食者であり、お互いに勢力圏をかけて争い続けているのが魔族です。魔族の中では種族分類は今のところ見られないので、主要な勢力と代表的な魔族を紹介します。

魔王

 人類の生存圏を1/3にまで縮めることになった元凶ともゆうべき存在。数多くの勇者パーティーが敗れ去っていたが、勇者ヒンメル一行によって遂に討たれる。

 人類との共存を心から願っていたのだが、それ故に人類を滅びつくさんとするほどの被害を生み出した。

全知のシュラハト

 魔王に次ぐ2番目に高位な魔族で1000年先の未来をも視ることができる。南の勇者との戦いで敗れたとされている。

七崩賢

 魔王直下の大魔族が「七崩賢」と呼ばれている。それぞれが強大な魔力と、独自の魔法を持っており、人類にとって脅威となる存在だった。

●不死なるベーゼ
 勇者ヒンメル一行によって討伐された七崩賢の一人。フリーレンですら破壊が不可能という結界に一行を閉じ込めたが、ヒンメルやアイゼン言動、ハイターの補助魔法などに励まされたフリーレンは解析を行い、見事結界を破った。

●黄金郷のマハト
 触れたものを全て黄金に変える最強の呪いを扱う大魔族で、デンケンの魔法の師。フリーレンは過去にもマハトと戦っており、その際には左腕を黄金に変えられ敗走している。

●断頭台のアウラ

 自身の魔力と対象者の魔力を天秤にかけ、魔力の大きいものが小さい者を服従することが出来る魔法を扱う。配下の魔族は「首切り役人」と呼ばれる。

●奇跡のグラオザーム
 僧侶の様な衣服を着ている魔族で、シュラハトと酷似した黒い瞳が特徴的。マハトをして相性の悪い相手といわしめ、ソリテールにはその正体を知るものなど魔族にも居ないと言われている。

※残りの三人
 残りの三人については、まだ作中では明らかにされていないが、南の勇者との戦いで死亡したと思われる。

大魔族

 人類では到底歩めない多くの年月を魔法の研鑚に費やした魔族であり、七崩賢に勝るとも劣らない強さを持っています。

●腐敗の堅老クヴァール
 数多くの人類を殺した魔法「ゾルトラーク」を開発した魔族で、大魔族であったと言及はされていないが、相当する強さを持っていた。勇者ヒンメル一行でさえ当時は勝つことが出来ず封印を選んだほど。後にゾルトラークは解析・研究され「一般攻撃魔法」や「防御魔法」の向上につながった。

●終獄の聖女トート
 未だその力が明らかになってはいないが、世界にかける魔法を現在も行使している最中かのような描写が見られた。

●血塗られし戦神リヴァーレ
 戦いのみに存在意義を求めるかのような戦闘狂いで、魔族随一の戦士と自負している。

●無名の大魔族ソリテール
 フリーレンがフェルンに教えた大魔族の生き残り、そこに該当しない無名の大魔族と言うのが少なからずおり、ソリテールはその一人。大魔族という強さを持ちながらも無名であるということは、相対した人類を残さず殺しているということに外ならず、無名の大魔族に遭遇したら逃げるようにフェルンは教わっていた。

まとめ

 ということで、今回は『葬送のフリーレン』に登場する種族について、簡単にですがまとめてみました。

 種族ごとの特徴を抑えておくことで、より葬送のフリーレンを楽しむことが出来ると思うので、覚えておいてもらえると良いのかなと思います。

 では、また次回の記事で!

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